逐語録について解説!書式や作り方、自動作成してくれる便利なAIツールも紹介

この記事でわかること
- 逐語録とはどんな議事録なのか
- 逐語録の作り方や作成のコツ
「スマート書記」を無料で14日間試してみる or 資料を請求する
会議や調査などで出た発言を、「えー」「あのー」などの言い淀みや笑い声・相槌なども含めて、全て文章で書き起こしたものを、「逐語録(ちくごろく)」と呼びます。裁判や市場調査、カウンセリングなど、発言内容を全て正確に記録する必要がある時によく作られる議事録の一種です。
この記事ではそんな逐語録について解説し、作成例や作り方、使うと便利なAI議事録ツールを紹介いたします。
- 逐語録の議事録作成に時間がかかっている
- 逐語録の議事録を作成するために会議中にメモを取っているため、会議に集中できない
- 議事録作成後の言った言わないの確認に時間がかかっている
このような議事録に関するお悩みがあれば、ぜひ一度、使えば使うほどAIの精度が上がる「スマート書記」を試していませんか?
スマート書記は特許取得済の独自アルゴリズムを活用し、機密情報を学習させることなく、使えば使うほど各社に最適される高精度の文字起こしが可能です。高精度で文字起こしができるため、その後の自動要約や要点抽出などの精度も向上し、議事録作成時間の削減が可能です。
累計利用社数6,000社以上の実績、大手企業から自治体まで様々な組織で利用されており、セキュリティ面でも安心してご利用いただけます。まずは14日間の無料トライアルをお試しください。
逐語録とは?
逐語録は、会議や調査などで出た発言を全て文字に起こした議事録を指します。
発言内容が編集されることなくそのまま全て記録・保存されるので客観的で信頼性の高い資料だと言えます。また、編集によって情報量が減ることがありません。このため、高い公平性・正確性が求められる裁判記録などの法務資料や、発言内容からできる限りの情報を収集・分析する必要がある市場調査・カウンセリングなどでよく使われます。
通常の議事録では「あー」「えーと」などの意味のない言い淀み(フィラー)や相槌、笑い声などの音声は除いて文字起こししますが、逐語録ではこれらも全て文字に起こして記録します。
逐語録を作成するメリット
逐語録を作成することで、「いつ」「誰が」「何を言ったのか」をはっきりさせることができます。後から発言者や発言内容で混乱が起きたり、いわゆる「言った・言わない」の水掛け論が起きたりすることを防ぐことができます。また、発言が編集・削除されないため公平性が高いのはもちろん、発言者の意見や細かいニュアンスなども記録されるため、多くの情報を残しておけるのも大きなメリットです。
さらに、会議や講演会などの議事録を作成したい場合、発言が全て記録された逐語録が手元にあると、議事録を作りやすくなります。逐語録を活用すると、より正確性の高い議事録を作りやすくなるため、おすすめです。
逐語録の書き方
逐語録を書く際は、「人の声は全て文字に起こす」が鉄則です。「あー」「うーん」「えーと」などの意味のない言い淀み(フィラー)や相槌はもちろん、笑い声や咳払いなども文字にします。その一方で、雨の音やサイレンなど、人が発していない騒音は文字に起こさず無視します。また、勝手に文末をですます調に揃えてしまった、などのミスにも注意が必要です。
逐語録を書く場合は、会議の要点を抑えてざっくりとまとめるのではなく、録音した音声を再生しながら、一字一句正確に書き起こすことが求められます。このため、通常の議事録よりも作成に時間がかかりやすく、多くの労力が必要です。書き取りでミスが生じた場合、修正作業も大変になるので、落ち着いて正確に文字起こしを行うことを心がけてください。
なお、かっこ書きを使うことで、場の雰囲気をより正確に表すことができます。例えば、(笑い声)(沈黙)(相槌)などを文字起こしに挿入することで、より会議の雰囲気や発言者の考えなどが伝わりやすくなります。
逐語録の例
以下では、逐語録の例を紹介します。
逐語録
スマート都市プロジェクトのマーケティング戦略について
佐藤:えー、皆さん、お疲れ様です。本日は、新しいスマート都市プロジェクトについて議論したいと思います。まず、市場の最新動向について田中さんから情報をいただけますか?
田中:そうですね、最近の市場調査によれば、持続可能なライフスタイルと環境への関心が高まっています。私たちのプロジェクトがこれにどのように応えるかが重要ですね。
鈴木:では、現在の進捗状況について報告させていただきます。現在、技術部門と協力して、新しいエネルギー効率の高い建築物の開発に注力しています。
佐藤:うーん、それって セキュリティ対策に関しても考慮していますか?データの保護は重要だと思うんですけど…
鈴木: セキュリティについてはすでに検討済みです。最新の暗号技術を導入し、プライバシーとデータの安全性を確保する予定です。
田中:(相槌)マーケティングの観点から言うと、我々はどのようにして市場にアピールしていくべきでしょうか?
佐藤: それについても今後の議論に含めましょう。鈴木さん、セキュリティ対策についての詳細な報告をお願いします。
こちらを通常の議事録形式にすると、以下のようになります。
※議事録
スマート都市プロジェクトのマーケティング戦略について
佐藤:皆さん、お疲れ様です。本日は、新しいスマート都市プロジェクトについて議論したいと思います。まず、市場の最新動向について田中さんから情報をいただけますか?
田中:最近の市場調査によれば、持続可能なライフスタイルと環境への関心が高まっています。私たちのプロジェクトがこれにどのように応えるかが重要ですね。
鈴木:では、現在の進捗状況について報告させていただきます。現在、技術部門と協力して、新しいエネルギー効率の高い建築物の開発に注力しています。
佐藤: セキュリティ対策に関しても考慮していますか?データの保護は重要だと思います。
鈴木: セキュリティについてはすでに検討済みです。最新の暗号技術を導入し、プライバシーとデータの安全性を確保する予定です。
田中:マーケティングの観点から言うと、我々はどのようにして市場にアピールしていくべきでしょうか?
佐藤: それについても今後の議論に含めましょう。鈴木さん、セキュリティ対策についての詳細な報告をお願いします。
逐語録では傍線を引いた箇所が、通常の議事録では消されています。通常の議事録では言い淀みや意味のない発言を除去し、文末をですます調に揃えることが多いですが、逐語録では発言をそのまま書き起こすことを心がけましょう。
逐語録作成のコツ
次に、逐語録を作成する場合に役立つコツを紹介いたします。
なるべく性能の良い録音機材を使う
逐語録を作成する場合は、要約と違い、一字一句を正確に文章にする必要があります。要約では一部音声が収音できていなくても他の箇所と照合することで対処できますが、逐語録ではたとえ短い文章であったとしても収音できていないと命取りになります。そのため、逐語録を作る場合は、特に録音機材を重視する必要があります。
録音機器としてはスマホやパソコンのマイク機能なども使えますが、特にフォーマルな場面での逐語録を作る際は、正確に作成するためにも、ボイスレコーダーなど収音機能に特化した録音機材を使うことをおすすめします。
おすすめのボイスレコーダーや、ボイスレコーダーの使い方はこちらの記事でも紹介していますので、ぜひご覧ください。
参考記事:ボイスレコーダーから自動文字起こしまで!おすすめツール12選を紹介 | スマート書記
再生速度を調整する
録音音声の再生速度を0.8倍速や0.75倍速など、通常よりも遅く設定しながら再生・文字起こしすることで、音声を止めることなくスムーズに文字起こしをすることができます。一見逆に時間がかかってしまいそうにも見えますが、「文字起こしが追いつかない」→「音声の再生を止める」→「音声に追いつかなった箇所の文字起こしを終える」→「音声を再生する」という手順を繰り返す方が、結果として作業時間は伸びてしまいがちです。急がば回れ、で、あらかじめ再生速度を遅くして文字起こしを行うと良いでしょう。
AI議事録作成ツールを利用する
ここまでご紹介してきたように、逐語録の作成には多くの時間と労力を要します。そこで、AIが自動で発言を全て文字起こしする「議事録作成ツール」を活用することをおすすめします。AIが全自動で逐語録を作成してくれるので、工数・作業時間の大幅な削減を見込むことができます。
おすすめのAI議事録作成ツール
以下では、逐語録作成に便利なおすすめの議事録作成ツールを紹介します。
1. スマート書記

引用:スマート書記
スマート書記は使えば使うほどAIの精度が上がるAI議事録ツールです。複雑な設定や用語登録を行わなくても、今まで通り議事録を作成するだけで、各社に最適化された高精度の文字起こしが可能です。
この高精度の文字起こしにより、自動要約や要点抽出が可能なスマート書記の機能「AIアシスト」の精度も向上し、議事録やドキュメント作成にかかる時間を大幅に削減することができます。またこれらはAIに学習させることなくAI精度を向上させる特許取得済の独自アルゴリズムを活用しているためセキュリティ面でも安心してご利用できます。
スマート書記の特徴
- 機密情報を学習させることなく、使えば使うほど各社に最適された高精度の文字起こしを提供
- 様々な議事録・ドキュメントの作成時間を削減できるように複数のAI出力形式に対応
- 累計6,000社以上の利用社数。大手企業から自治体まで様々な組織で利用されている信頼性の高いセキュリティ
2. AI議事録取れる君

引用:AI議事録取れる君
AI議事録取れる君は業界初のAI自動要約機能を搭載した議事録自動作成ツールです。機能の一つである自動文字起こしが終了すると、テキストをAIが解析して小見出しと箇条書きの要約を自動で作成します。
プランは個人向け・法人向け・無制限プランの3つに分かれており、1ヶ月の議事録収録時間がプランによって異なっています。
AI議事録取れる君の特徴
- 業界初のAI自動要約機能
- プランに関係なく、無制限に使用できる自動文字起こし機能
- オンライン会議ツールと併用が可能
3. Rimo Voice

引用:Rimo Voice
Rimo Voiceは利用企業100社以上の、日本語に特化した文字起こしエンジンを採用している文字起こしツールです。
5つのプランに分かれており、自分の利用時間に合わせて適切なプランを選択することが可能です。
ICレコーダーでの録音データやWeb会議の録画データを読み込ませて文字起こしできるだけでなく、会議中の音声をリアルタイムで文字起こしすることもできます。
Rimo Voiceの特徴
- 日本語に特化したAIで自動文字起こし
- テキストと音声がシンクするスライダー機能
- AIが10秒で要約も作成
まとめ|逐語録の作成には議事録作成ツールの使用がおすすめ!
ここまで逐語録の作成例や作り方、コツなどについて解説してきました。
逐語録は他の議事録以上に工数が多く、また重要な場面で作る機会が多いことから高い正確性が求められます。上記の作り方やコツを参考に、焦らず、正確に逐語録を作ることを心がけてください。
また、議事録作成ツールを利用し、逐語録作成をAIに行ってもらう、という方法もおすすめです。自社方針などとも合わせながら、ぜひ議事録作成ツールの利用もご検討ください。
- 逐語録の議事録作成に時間がかかっている
- 逐語録の議事録を作成するために会議中にメモを取っているため、会議に集中できない
- 議事録作成後の言った言わないの確認に時間がかかっている
このような議事録に関するお悩みがあれば、ぜひ一度、使えば使うほどAIの精度が上がる「スマート書記」をお試しください。
スマート書記は特許取得済の独自アルゴリズムを活用し、機密情報を学習させることなく、使えば使うほど各社に最適される高精度の文字起こしが可能です。高精度で文字起こしができるため、その後の自動要約や要点抽出などの精度も向上し、議事録作成時間の削減が可能です。
またその他にも、以下のような特徴があります。
- 様々な議事録やドキュメント作成に対応できる
- 要約文章の生成、要点や決定事項やToDo・質疑応答の自動抽出など複数の出力形式を選択できる
- 音声を含めた情報共有で会議の振り返りを効率化できる
- 対面会議、Web会議で利用が可能
- 「えー」や「あの」など意味をなさない発言を最大99%カット
- 発言内容をリアルタイムで文字起こし
- 最大20名までの発話を認識し、誰がどの発言をしたかをAIが自動で可視化
累計利用社数6,000社以上の実績、大手企業から自治体まで様々な組織で利用されており、セキュリティ面でも安心してご利用いただけます。まずは14日間の無料トライアルをお試しください。