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業務可視化ツールおすすめ12選!ツールの選び方や注意点などを解説

この記事でわかること

  • 業務可視化ツールの定義と目的
  • 業務可視化ツールのメリットと注意点
  • おすすめの業務可視化ツール

企業の成長や競争力の強化を図る上で、「業務の可視化」は欠かせない取り組みとなっています。日々の業務が複雑化し、多くの担当者や部門が関与する中で、誰がどの業務をどのように進めているのか、全体像が把握できていない企業も少なくありません。このような状況は、非効率なプロセスや属人化の温床となり、業務の停滞やミス、さらには社員のモチベーション低下につながる可能性もあります。

特に近年では、テレワークやハイブリッドワークの普及により、業務の「見えにくさ」は一層深刻化しています。対面での報告や雑談による情報共有が難しくなる中、業務の流れや進捗がブラックボックス化しやすくなっているのです。こうした課題に直面して、「業務可視化ツール」の導入を検討する企業が増えています。

業務可視化ツールとは、業務の流れや担当、進捗状況などを可視化・共有するためのITツールであり、業務改善や効率化、生産性の向上を支援する目的で活用されます。可視化された情報を基に、ボトルネックの特定や業務の標準化が進められ、組織全体のパフォーマンス向上に繋がります。

本記事では、業務可視化ツールの基本的な概要から、導入によって得られるメリット、主な種類、選定時のポイント、目的別のおすすめツール、導入時の注意点までを網羅的に解説します。「業務可視化ってよく聞くけど、実際にはどういうこと?」「どんなツールを使えばいいの?」「自社に合った選び方は?」といった疑問をお持ちの方はぜひ参考にご覧ください。

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業務可視化ツールとは

業務可視化ツールの定義と目的

業務可視化ツールとは、企業内で行われている様々な業務プロセスを視覚的に示し、「誰が」「いつ」「どのように」仕事を行っているかを一目で把握できるようにするためのツールです。業務フローや作業工程、タスクの進捗状況、部門間の連携などを図やグラフ、ダッシュボードを通じて「見える化」することで、業務の全体像を明らかにします。

業務可視化ツールの目的は主に下記の3つが上げられます。

  1. 非効率なプロセスや重複作業、属人化している業務を発見し、改善につなげること
  2. チームや部門を越えて情報共有を円滑にし、組織全体の生産性を高めること
  3. 経営者やマネージャーが的確な判断を下すための根拠を提供すること

さらに、業務可視化ツールの魅力は、その視覚的なわかりやすさにあります。複雑な業務であっても、フローチャートやタイムラインで表現されることで、ITに詳しくない社員でも直感的に理解しやすくなります。また、近年ではAIやRPAとの連携により、可視化されたデータをもとに自動化や最適化を進める高度な機能を持つツールも登場しており、単なる見える化にとどまらず「行動を促す仕組み」としての役割も担いつつあります。

なぜ業務可視化が必要なのか?

業務可視化が求められる背景には、現代のビジネス環境の複雑化と変化のスピードがあります。リモートワークの普及、DX(デジタルトランスフォーメーション)の進行、属人化した業務のリスク、そして業務の多様化などにより、従来の「経験と勘」に頼ったマネジメントでは限界が見え始めています。

例えば、ある業務がなぜ遅れているのか、どこにボトルネックがあるのかが不明瞭なままでは、対応が後手に回り、結果として顧客満足度の低下やコストの増大につながります。また、業務が属人化している場合、その担当者が不在になると誰も対応できなくなるというリスクもあります。こうした問題を事前に発見し、改善に向けたアクションを起こすためには、業務全体の「見える化」が不可欠です。

業務可視化はまた、社員一人ひとりの役割や負担を明確にし、適切なリソース配分やタスクの調整を可能にします。これにより、過剰な業務量に悩むメンバーを早期に発見できるほか、無駄な作業の排除、重複作業の削減にもつながります。さらには、業務改善のPDCAサイクルを回す基盤としても、可視化された情報は非常に有効です。

業務可視化ツールの3つのメリット

1. 業務プロセスの透明化と効率化

業務可視化ツールの最大のメリットのひとつが、業務プロセスの透明化です。従来、業務の進行状況や担当者、作業の流れは、Excelファイルや口頭のやり取り、属人的なノウハウなどに依存しがちでした。そのため、「誰が何をやっているのか」「どこで遅延が発生しているのか」といった情報がブラックボックス化し、問題の発見や対処が遅れがちでした。

しかし、業務可視化ツールを導入することで、すべての業務プロセスが一元管理され、リアルタイムで「見える化」されます。これにより、各タスクの進捗状況や担当者の作業負荷、ボトルネックとなっている工程などを一目で把握することができ、管理者だけでなく、チームメンバー全体が業務の全体像を理解できるようになります。

さらに、業務プロセスが可視化されることで、無駄な作業や重複作業の削減にもつながります。また、プロセス改善のPDCAサイクルが回しやすくなり、業務品質の向上に繋がります。

2. コスト削減と生産性向上

業務可視化ツールを活用することで、コスト削減と生産性向上という2つの重要な経営課題を同時に解決することが可能になります。

まず、業務の見える化により、作業時間の無駄やリソースの重複が明確になり、業務の最適化が進みます。また、非効率なプロセスが明らかになれば、改善の優先順位をつけてリソースを集中投下することもできます。

人件費の面でも、業務可視化は有効です。繁忙期に人員が不足していたり、逆に閑散期に人が余っていたりする状況は、多くの企業でよく見られます。業務可視化ツールを使えば、こうしたリソース配分のムラをリアルタイムで把握し、最適化することができます。結果として、人員計画の精度が高まり、過剰な人件費の発生を防ぐことができるのです。

さらに、生産性向上という観点では、業務可視化によって各メンバーのアウトプットやタスクの進行状況が明確になることで、目標達成意識が高まり、パフォーマンスの底上げが期待できます。定量的な業務の進捗データが蓄積されれば、KPI管理や評価制度にも活用でき、組織全体のパフォーマンスを可視化・改善していくための基盤となります。

3. 意思決定の迅速化

ビジネス環境が刻一刻と変化する現代において、意思決定のスピードは競争力そのものと言っても過言ではありません。業務可視化ツールは、意思決定の迅速化にも大きく貢献します。

たとえば、営業部門で「今週の案件の進捗が思わしくない」という状況が発生した際、従来であれば関係者へのヒアリングや資料の収集に時間を要していました。しかし、業務可視化ツールを導入していれば、案件ごとの進捗状況や課題、関係者のタスク状況をリアルタイムで把握できるため、ボトルネックの特定や対策の立案がスピーディに行えます。

また、可視化された業務データは、経営層の戦略的な意思決定にも活用可能です。部署ごとの生産性やコスト構造、作業負荷などが定量的に示されることで、投資判断や組織再編、サービス改善などの意思決定において、主観に頼らない客観的な根拠を提供してくれます。

加えて、意思決定に関わるメンバー間の情報共有も円滑になります。すべての関係者が同じ情報をリアルタイムに確認できるため、共通認識の醸成が早まり、無駄なすり合わせや確認作業が不要になります。その結果、対応のスピードと精度が格段に向上するのです。

このように、業務可視化ツールは単なる「見える化」の手段にとどまらず、ビジネス全体の意思決定プロセスを加速させるための強力な武器となります。

業務可視化ツールの主な4つの種類

1. ビジネスプロセス管理(BPM)ツール

ビジネスプロセス管理(BPM)ツールは、企業の業務プロセスを一貫して設計・実行・監視・分析・最適化するためのプラットフォームです。

業務可視化の観点では、業務の流れを図式化して俯瞰的に捉えることができる点が最大の特徴です。たとえば、受注から納品までの一連の流れをフローチャートで表し、各プロセスに誰が関与し、どのくらいの時間がかかっているのかを視覚的に把握できます。これにより、ボトルネックの特定や業務の非効率性を明らかにし、改善につなげることが可能になります。

また、BPMツールは業務のルールやフローの変更にも柔軟に対応できるため、組織の変化や市場環境の変動に対してもスムーズに業務を適応させることができます。さらに、法令遵守(コンプライアンス)や業務統制の面でも有用であり、内部監査や外部監査に備えた証跡の自動保存・管理が行えることも大きな利点です。

2. ワークフロー管理ツール

ワークフロー管理ツールは、業務の「承認」「申請」「通知」など一連の流れを自動化・可視化することに特化したツールです。稟議書の申請や契約書のレビューといった、複数部門をまたぐ手続きがある業務において、誰が、いつ、何をしたのかを明確にトラッキングできるため、属人化の防止や処理遅延の早期発見に繋がります。

たとえば、ある申請が営業部→上長→総務部→法務部→最終承認という流れで処理される場合、ワークフロー管理ツールを使えば、現在どこで止まっているのか、承認にかかっている時間、過去の対応履歴などが一目で確認できます。

また、期日を過ぎた申請にはリマインダーが自動で送信される機能を持つツールも多く、処理漏れのリスクを最小限に抑えることが可能です。さらに、テンプレートや自動条件分岐などを活用することで、複雑な業務フローでも簡潔に設定・運用ができる点も魅力です。

3. プロジェクト管理ツール

プロジェクト管理ツールは、業務を「プロジェクト」という単位で捉え、各タスクの進捗状況や担当者、納期、優先度などを可視化して管理するためのツールです。

リモートワークが普及した現代において、物理的に同じ場所にいなくてもチームとしての連携を維持するためには欠かせない存在です。

業務可視化の観点からは、チーム全体の状況をタイムラインやカンバン方式で俯瞰できる点が特に有用です。たとえば、ガントチャートやカレンダー表示で、誰がいつ何をしているのかをリアルタイムに把握することができます。

4. 業務自動化(RPA)ツール

業務自動化ツール、特にRPA(Robotic Process Automation)は、人が行っている定型業務をソフトウェアロボットに代行させることで、作業の効率化と可視化を同時に実現するツールです。

経理部門での請求書入力、営業部門でのリード情報登録、カスタマーサポートでの定型メール返信など、繰り返しが多くルールが明確な業務において力を発揮します。

RPAツールを導入すると、各業務の実行ログが詳細に記録されるため、「どの作業が何分かかって、何件処理されたのか」といった情報を定量的に把握することができます。これにより、人手による作業と比較してどの程度の効率化が図れたのか、またどの業務にボトルネックが残っているのかといった、今までブラックボックス化していた部分の可視化が可能になります。

さらに、人の手ではミスが発生しやすい作業において、RPAによる自動処理を導入することでエラー率が激減し、結果として品質の安定化と顧客満足度の向上にも繋がります。

業務可視化ツールを選ぶ際の5つのポイント

業務可視化ツールを導入する際、どれを選ぶかは非常に重要な判断です。単に「人気がある」「大企業が使っている」という理由だけで選んでしまうと、自社の業務スタイルや課題にフィットせず、期待した効果が得られない可能性があります。ここでは、業務可視化ツールを選ぶ上で特に注目すべき5つのポイントを詳しく解説します。

1. 直感的に操作しやすいか

業務可視化ツールは、現場の社員が日常的に使うものであるため、操作のしやすさは非常に重要です。ITリテラシーに差がある職場では、誰でも直感的に扱えるインターフェースでないと定着せず、結果として形骸化してしまう恐れがあります。マウス操作でフローを作成できるか、視覚的に情報が整理されているか、誤操作のリスクが少ない設計になっているか、なども確認しましょう。

また、操作性の良し悪しは、学習コストにも直結します。社内トレーニングに時間を割かずとも使い始められるツールであれば、導入初期のハードルが低く、現場への浸透もスムーズです。さらに、スマホやタブレットでの操作性も重要です。特に現場作業が多い企業では、PC以外のデバイスでどれだけ使いやすいかもチェックするべきです。

2. 自社に必要な機能が備わっているか

業務可視化ツールには、業務フローのマッピングやタスク進捗の可視化、分析レポートの出力、RPAとの連携など、さまざまな機能があります。しかし、すべての機能が自社に必要とは限りません。むしろ、不要な機能が多すぎるとUIが煩雑になり、使い勝手が悪くなることもあります。

したがって、ツールを選定する前に、まず自社の業務上の課題や可視化したい対象を明確にしておくことが重要です。たとえば「属人化している作業を洗い出したい」「業務ごとのボトルネックを可視化したい」など目的をはっきりさせることで、本当に必要な機能が見えてきます

また、将来的な拡張性にも注目しましょう。初期段階ではシンプルな可視化だけでも、業務改革が進む中でより高度な分析や自動化を求めるようになることは十分考えられます。そのようなときに備え、必要に応じて機能追加ができるツールかどうかも確認するべきです。

3. 費用対効果が取れそうか

ツールの導入コストと運用コストに見合った効果が得られるかどうかは、投資判断の大きなポイントです。月額料金やライセンス費用のほか、初期設定やトレーニングの工数、サポート費用など、トータルでのコストを把握する必要があります。

しかしコストだけを見て判断すると、思わぬ落とし穴に陥ることもあります。たとえば、安価なツールを選んだけれども、サポートが不十分で社内に浸透せず、結果として無駄な出費になってしまった、というケースもあります。

逆に、導入後に業務の無駄が可視化され、人的リソースの最適化や外注コストの削減などが実現できれば、結果的に高い費用対効果を得られるでしょう。

4. 既存システムと連携できるか

業務可視化ツールは単体で使うのではなく、他の業務システムと連携することでより十分に活用できるようになります。たとえば、勤怠管理システムやプロジェクト管理ツール、チャットツールなどと連携できれば、業務の流れをリアルタイムで反映でき、データの一元管理も実現できます。

特に、既存システムを多く利用している企業では、連携性の低いツールを選んでしまうと、結果的に手動でのデータ移行や二重入力が必要となり、むしろ業務が煩雑になってしまうこともあります。ツールの提供会社がどのような外部サービスと連携可能か、また技術的なサポート体制が整っているかも確認しましょう。

5. セキュリティとサポート体制が充実しているか

業務可視化ツールには、社内の業務フローや従業員の行動データなど、重要な情報が多く含まれます。したがって、セキュリティ対策がどれだけ万全かは、選定において外せない要素です。データの暗号化、アクセス権限の細かな設定、ログ管理、多要素認証などが備わっているかをチェックしましょう。

特にクラウド型のサービスを利用する場合、サーバーの所在や運用ポリシー、バックアップ体制、障害発生時の対応手順なども確認する必要があります。加えて、個人情報保護やISO認証などの取得状況も、信頼性を判断する材料になります。

さらに、導入後の運用を支えるサポート体制も重要です。ヘルプデスクの対応時間、チャットや電話での問い合わせ可否、マニュアルやFAQの整備状況などを事前に確認しておくと安心です。

このように、業務可視化ツールの選定には多角的な視点が求められます。使いやすさだけでなく、将来を見据えた柔軟性や運用性、そしてリスクマネジメントの観点からも、慎重に比較検討を行いましょう。

目的別|おすすめの業務可視化ツール12選

ここからは目的別でおすすめの業務可視化ツールを、以下の4つのカテゴリにツールを分類してご紹介します。

ビジネスプロセス管理(BPM)ツール3選

1. TimeCrowd

引用:TimeCrowd

TimeCrowdは、ワンクリックで従業員の稼働時間を見える化できるBPMツールです。誰が・いつ・何をしているのかをリアルタイムで確認できるので、テレワークなどで離れていても稼働状況が把握できます。メンバーの時間単価に基づいて自動で人件費を算出することができるため、案件ごとや担当者ごとに人件費原価を見える化することもできます。

TimeCrowdの特徴
  • リアルタイムで業務内容を確認
  • 業務効率化のボトルネックを確認して業務改善
  • プロジェクトごとの収支管理

サービスサイトURL

2. Create! JobStation

引用:Create! JobStation

Create! JobStationは、社内の定型業務をいつでも誰でも同じように遂行できるようになるBPMツールです。業務フローの全体像を可視化できることはもちろん、マニュアルと一体化したチェックリストと期日設定でタスク管理もできます。2週間の無料トライアル期間もあり、また、導入しやすい価格設定になっていることも特徴です。

Create! JobStationの特徴
  • 業務フローの全体像を可視化して作業状況や内容を共有
  • ナレッジの共有や蓄積も可能
  • 必要な作業を自動的に絞り込めるルール設定

サービスサイトURL

3. octpath

引用:octpath

octpathは、定型業務のマニュアル、進捗状況、作業の記録などを一元管理できるBPMツールです。業務の属人化や業務品質のばらつきをなくすのにも役立ちます。文面だけではわかりにくい業務の全体の流れをフロー形式で可視化できます。作成して可視化されたフローにそって作業を進めるだけでミスの防止に繋がり、また作業がどこまで進んでいるのか作業状況もひと目でわかるようになります。

octpathの特徴
  • メンバーの忙しさも見える化して最適な業務分担を実現
  • 15日間の無料お試し期間あり
  • 導入から効果が出るかの検証まで充実のサポート

サービスURL

ワークフロー管理ツール3選

1. kickflow

引用:kickflow

kickflowは、急成長のスタートアップから、中堅・大企業にも選ばれているクラウド型のワークフロー管理ツールです。大企業向けに機能が豊富でより高度なセキュリティ機能を備えたエンタープライズプランと、シンプルで使いやすく、柔軟な承認フローや組織管理に対応できる中規模以上の企業向けのスタンダードプランに分かれています。導入から運用開始まで伴走型で専門チームが手厚くサポートしてくれるところも特徴です。

kickflowの特徴
  • 直感的で誰でも迷わずに操作できるUI・UX
  • 組織改編に強く、複雑な組織図や承認経路もラクに管理
  • 豊富なAPI・Webhookで外部システムとの連携も◎

サービスサイトURL

2. ジョブカンワークフロー

引用:ジョブカンワークフロー

ジョブカンワークフローは、ITトレンド年間ランキング2024でNo.1に輝いたワークフロー管理ツールです。2010年のサービス開始以来値上げをしておらず、業界最安クラスの料金設定となっています。30日間の無料お試し期間があるため、導入前に無料で操作感を試せる点でも安心です。また、無料期間でもメールやチャット、電話でのサポートが受けられます。

ジョブカンワークフローの特徴
  • ITトレンド年間ランキング2024でNo.1
  • 業界最安クラスの料金&無料お試し期間30日
  • 無料期間でも受けられるサポート体制

サービスサイトURL

3. Create! Webフロー

引用:Create! Webフロー

Create! Webフローは、製造・サービス・IT・通信・金融・教育・官公庁など、業界業種を問わず幅広く利用されているワークフロー管理ツールです。紙の申請書類の様式を入力フォームにそのまま再現されるため、これまで使っていた紙の申請様式を表示でき、迷わず申請・承認が行えます。承認や決済がどこまで進んでいるのかひと目で進捗状況がわかり、業務可視化にも最適なツールです。

Create! Webフローの特徴
  • 業界業種問わず幅広く利用されているツール
  • 紙イメージのままデジタル化
  • クラウド版かパッケージ版か利用環境で選択可能

サービスサイトURL

プロジェクト管理ツール3選

1. Asana

引用:Asana

Asanaは、世界190カ国100万以上のチームに利用されているプロジェクト管理ツールです。タスク・時間管理はもちろん、ゴール設定やポートフォリオ作成機能などさまざまな機能を備えており、プロジェクトの進行状況や目標との差を瞬時に理解することができます。

さらには、Googleはもちろん、MicrosoftやZoom、Slackなど、ビジネス上で使えるさまざまなオンラインツールとの連携ができるのも強みです。

Asanaの特徴
  • 世界190カ国100万以上のチームに利用されている
  • 豊富なオンラインツールと連携可能
  • 個人向けプランから企業向けプランまで豊富な料金プラン

サービスサイトURL

2. Trello

引用:Trello

Trelloは、世界数百万を超えるユーザーに使用されているプロジェクト管理ツールです。ユーザーインターフェースはシンプルで分かりやすい点が特徴です。カンバンボードと同様のTrelloボードによって、プロジェクトの計画から作業終了までの各ステップを細分化して管理できます。ブラウザ上の利用のみならず、モバイルアプリ、デスクトップアプリに対応しています。

Trelloの特徴
  • シンプルでわかりやすいユーザーインターフェース
  • Trelloボードでプロジェクトの各ステップを細分化して管理可能
  • ブラウザ、モバイル、デスクトップどこでもシームレスに機能

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3. CrowdLog

引用:Crowdlog

Crowdlogは、累計導入社数800社以上のプロジェクト管理ツールです。損益管理機能があることが特徴で、プロジェクトごとの原価管理・損益管理ができます。工数管理に特化していて、GoogleカレンダーやOutlookカレンダーと連携・同期することで、工数入力がそれぞれのカレンダーからも行えます。

Croudlogの特徴
  • 損益管理機能あり
  • GoogleカレンダーやOutlookカレンダーから工数入力可能
  • 7日間の無料トライアルあり

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業務自動化(RPA)ツール3選

1. WinActor

WinActor

引用:WinActor

WinActorは、NTTの研究所で生まれた純国産RPAツールです。人の手で行われる Windows PC での業務の手順を「シナリオ」として記憶して、同じ操作を何回でも繰り返し実行することができます。全国にある販売代理店が、業務コンサルから導入支援、シナリオ作成支援等、多種多様なサービス・サポートに対応してくれます。PC1台でのスモールスタートから、大規模導入まで幅広く対応してくれるところも特徴です。

WinActorの特徴
  • NTTの研究所で生まれた純国産RPAツール
  • 全国にある販売代理店が多種多様なサービス・サポートに対応
  • PC1台でのスモールスタートから、大規模導入まで幅広く対応

サービスサイトURL

2. Automation Anywhere

引用:Automation Anywhere

Automation Anywhereは、単純な反復作業を自動化してくれるRPAツールです。例えば、給与計算・見積作成・経費申請・顧客管理・在庫管理・お問い合わせ対応などの業務の中でも単純で反復的な作業をAIやロボットが代わりに行なってくれます。クラウド型ツールですが、コンプライアンスを実現するために、厳格にデータは暗号化されるため、セキュリティ面も安心です。

Automation Anywhereの特徴
  • 単純作業をAIやロボットで自動化
  • クラウド環境で、いつでも誰でもロボットを作成可能
  • 安心のセキュリティ

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3. RoboTANGO

引用:RoboTANGO

RoboTANGOは、繰り返し発生するPCの定型業務を自動化できるRPAツールです。Excelやシステムへの入力・更新作業、データの加工や集計作業など、これまで手作業でおこなっていた作業を自動化できます。1つのライセンスを複数のPCで共有でき、低価格で利用できるため、スモールスタートが可能です。導入前から充実したサポート体制で、初めてツールを導入検討している方でも安心です。

RoboTANGOの特徴
  • 低価格でスモールスタートが可能
  • 導入前から手厚いフォローでサポート体制◎
  • 初心者にもやさしいRPAツール

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業務可視化ツールを導入する際の4つの注意点

1. 導入前に現状課題の洗い出しを行う

業務可視化ツールの導入において、最初に取り組むべきステップは「現状の業務にどのような課題があるのか」を明確にすることです。ツールの機能に惹かれて導入しても、実際の課題と合致しない場合は効果が限定的になってしまいます。

たとえば、「業務の属人化を解消したい」「部門間の連携が取れていない」「ボトルネックがどこにあるかわからない」など、具体的な問題を言語化することが重要です。特に現場担当者と管理者の視点をバランスよく取り入れ、実際の業務フローやコミュニケーション課題まで網羅的に洗い出すことで、のちのツール選定や設計の精度が格段に上がります。

また、ここで併せて取り組みたいのが「暗黙知の顕在化」です。現場では当たり前になっている業務や手順が、第三者視点では非効率であったり、重複していたりすることがあります。こうした気づきは、可視化ツールの導入時にしか表面化しにくいため、関係者ヒアリングや業務棚卸しの場を丁寧に設けることが大切です。

2. 導入の目的を明確にする

業務可視化ツールはあくまで「手段」であり、「目的」ではありません。目的が曖昧なままツールを導入すると、「結局何のために使っているのか分からない」「使いこなせない」といった事態に陥りがちです。目的を明確にすることで、ツールの活用方法や評価指標が定まり、社内の導入推進にも説得力を持たせることができます。

例えば、目的が「業務のボトルネックを特定して改善する」のであれば、業務フロー分析に強いBPMツールが適しているでしょう。一方で「進捗の可視化を通じてプロジェクト管理の精度を上げたい」のであれば、ガントチャートやタスクボードを備えたプロジェクト管理ツールの方が有効です。

加えて、KPIの設定も重要です。「可視化によって、業務処理時間が◯%短縮された」「ミスの発生件数が月△件から×件になった」といった成果指標を明文化しておくことで、導入後の評価と改善がスムーズになります。

3. 段階的に導入する

業務可視化ツールは、一度にすべての部署や業務に導入しようとすると、現場の混乱や反発を招くリスクがあります。そのため、初期段階ではスモールスタートを心がけ、特定の部署や業務プロセスから試験的に導入するのが効果的です。

例えば、最も業務量が多い部署や、改善ニーズが高い領域から始めて、効果検証とフィードバックを重ねながら徐々に組織全体に展開していくアプローチが推奨されます。こうすることで、ツールの運用ルールやマニュアル、トラブル対応の知見も蓄積され、他部署への展開が円滑に進みます。

また、段階導入にはもう一つのメリットがあります。それは、社内の成功事例を作ることです。実際に導入して効果が出たチームの声を社内で共有することで、他部署の理解と協力が得られやすくなり、導入のハードルを下げることができます。

4. 継続的に改善サイクルを回す

業務可視化ツールは、導入して終わりではなく「使い続けて価値を発揮する」タイプのツールです。初期導入時にある程度の成果が見えたとしても、それを維持・向上させるには継続的な改善サイクル(PDCA)を回す必要があります。

例えば、可視化された業務フローをもとに定期的なレビューを行い、不要な工程の削除や手順の最適化を図ります。また、ツールの使い方そのものについても、利用者の声を定期的にヒアリングしながらUI改善やテンプレート整備などを進めると、定着率が向上します。

加えて、企業環境や市場の変化に応じて、業務内容そのものが変化することもあります。その際に可視化ツールを柔軟に更新・再設計できるかが重要です。最初に作ったフローを「正」とするのではなく、「現在の業務に最適化された形に常にアップデートする」という姿勢が、可視化の本質的な価値を引き出す鍵となるのです。

さらに一歩踏み込むと、可視化されたデータを活用してAIによる業務分析や予測を行うといった、より高度な活用も視野に入れるとよいでしょう。業務可視化はDXの基盤となる活動でもあるため、中長期的な視点での活用戦略を描くことも重要です。

まとめ|業務可視化ツールを導入して「見えない」業務をなくそう!

業務可視化ツールは、企業の業務における「見えない」ムダや非効率を消し、戦略的な改善を実現するために役立ちます。発生している業務を「だれが」「どこで」「なにをしているのか」、どのぐらいの時間やコストがかかっているのかといった情報を把握できるのは、現代の経営においては必須条件ともいえます。

また、業務の可視化は経営の視点だけでなく、現場レベルでも大きな利益をもたらします。たとえば、現場の履歴やメンバーのスキルにより突発的な問題に対応していたとしても、可視化によって「この人がこの方面を見ている」という役割分担や業務のフローが明確になり、結果としてチームとしての統一感や現場の精神的安心にもつながります。

見えない業務は、ときにトラブルの原因にもなりかねません。この機会に、自社にとっての「見えない業務」とは何かを見直し、最適な業務可視化ツールの選定と導入を検討してみましょう。

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この記事を書いた人
スマート書記ブログチーム

エピックベース株式会社が運営する「スマート書記」のブログ編集部です。議事録や文字起こし、生成AIやAIエージェントに関するノウハウなど、企業が業務効率化を実現し、さらにはDXを推進するための情報をお届けします。

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