【入社オンボーディングに効果あり!】ある人の「声」が、彼の道標になった。~過去音声データの活用で、自信を手に入れた新人営業の成長記録~

「どうしたら先輩みたいに話せるようになるんだろう・・・」
皆さんはこれまでに残してきた音声データの活用をもっと活用できないか、と考えたことはありますか?今回はそんな方向けに、新年度に営業部に新規配属された新入社員の中村さんの成長ストーリーをご紹介します。
<今回の主役>
営業部 新入社員:中村さん
OJT担当 先輩社員:森下さん
新年度を迎え、中村さんは営業部の一員となりました。
コミュニケーションには自信があったものの、飛び交う専門用語、顧客との距離感、そして何より「売る」という経験のなさに、内心不安を抱えていました。
そんな彼のOJT担当は、入社7年目のトップセールス、森下さん。
いつも笑顔で温かい雰囲気を持つ森下は、お客様からの信頼も厚く、まさに中村さんにとって目指すべき憧れの存在でした。
最初の壁。「どうすれば、森下さんのように…?」
ロープレ研修を進めてみても、森下さんのように顧客の心に響く言葉がなかなか出てきません。
商品の説明はマニュアル通りにできても、その先の「なぜお客様にとってそれが大切なのか?」という部分を、自分の言葉で語ることができなかったのです。
「どうすれば森下さんのように、お客様との距離を縮められるのだろうか…」
焦燥感が募る毎日でした。
そんな中村さんの悩みを察したのかある日、森下さんは自身の過去商談の録音データと、文字起こしデータを提供してくれました。
「中村くん、よかったらこれを聞いてみてください。お客様との会話の流れとか、質問の仕方、提案のタイミングを感じ取ってみてほしい」

まるですぐそばで学んでいるかのような臨場感
スマート書記に過去商談音声をアップロードし文字起こしを実行。そしてヘッドホンを装着し、実際の音声に耳を傾けました。
文字起こしデータを目で追いながら聞いていると、まるで自分がその場に立ち会っているかのような臨場感がありました。

森下さんは、決して一方的に商品の説明をしているわけではありませんでした。
お客様の言葉一つ一つに深く耳を傾け、「なるほど、〇〇でお困りなのですね」と共感を示し、お客様の課題に寄り添った質問を丁寧に投げかけていました。
お客様が本当に求めているものを理解した上で、提案していたのです。
それは、教科書的な営業テクニックとは全く違う、森下さんならではの温かさとプロフェッショナル性が融合した、生きたコミュニケーションでした。
「生の声」が教えてくれた、顧客との信頼関係の築き方
森下さんの商談データを聞き込むうちに、中村さんは形式的な言葉遣いだけでなく、お客様への敬意を持ち、心から関心を持つことの大切さを学びました。
声のトーン、話すスピード、相槌の打ち方… お客様に安心感を与え、信頼関係を築くため細心の注意を払っていました。
OJTで森下さんに日々教えてもらうアドバイスも、過去の商談音声と照らし合わせることで、より深く理解できるようになったのです。
「ああ、あの時森下さんが言っていたのは、こういうことだったのか!」と、パズルがはまるように、学びが整理されていく感覚がありました。
この過去の商談データは、中村さんにとってかけがえのない財産となりました。
好きなタイミングで復習できる、中村さんだけの「教材」
OJTで教えてもらったことを、その場で全て理解し、記憶できるとは限りません。
しかし、スマート書記の活用によって、森下さんの貴重な教えが、いつでも、どこでも、何度でも振り返ることができる「彼だけの教材」となったのです。
商談前に少し不安になった時、お客様との会話が難しいと感じた時、中村さんは森下さんの過去商談データや教えに再び耳を傾けます。
すると、森下の声がまるで羅針盤のように、彼の進むべき方向を温かい声で示してくれるのでした。
初めての契約。森下さんの「声」が背中を押してくれた
そして迎えた、初めて一人で臨んだ商談。
緊張で息さえ忘れそうになりましたが、繰り返し聞いた森下さんの「声」が頭の中で響きました。
「お客様の話を注意深く聞くんだ」「形式的な言葉だけでなく、自分の言葉による温かいコミュニケーションを心がけるんだ」
深呼吸をして、お客様と向き合いました。以前より注意深く耳を傾け、お客様の課題や実現したいことに共感する言葉を自然に紡ぎ出すことができました。
そして、提案がお客様のニーズに合致した時、お客様の顔がぱっと明るくなったのです。
結果は見事、初契約。
お客様の「ありがとう」という言葉が、彼の胸に温かい光を灯してくれました。

「声」という財産を受け継ぎ、成長していく
森下さんの「声」は、単なる過去の記録ではありません。
それは、長年の経験とお客様への深い愛情が込められた、彼にとって最高の教科書であり、道標となったのです。
スマート書記のおかげで、中村さんは森下さんの生きた教えをいつでも反芻し、自分の血肉とすることができます。
森下さんが積み重ねてくれた「財産」をしっかりと受け継ぎ、中村さんはさらに成長し続けていきます。
中村さんの成長ストーリーはいかがでしたでしょうか?
みなさんの組織でも似たような境遇のメンバーがいらっしゃいましたら、ぜひスマート書記を活用してみてくださいね。
活用シーン別マニュアルをダウンロード
今回取り上げた利用シーンにおける具体的な操作マニュアルは以下から取得いただけます。
スマート書記では過去に蓄積してきた音声データを、入社時のオンボーディングに活用していただくことが可能です。
ぜひ議事録以外の用途でも「スマート書記」をお試しください。